英語力が思った以上に伸びていない...
英語力向上が留学にとって一番の目的とする方は多いと思います。1年間の留学で、どれくらい英語が伸びるのでしょうか? 英語はペラペラで外国人とストレス無く会話できる?英語環境で仕事ができる? 会話ができる程度? 旅行なら問題ない程度? もちろん個人の英語レベル、過ごし方によって大きく左右されますが、今回は 思った以上に伸びなかったケースを元にお話しして行きたいと思います。
1ヶ月学校に通ったけど...全然英語が聞こえない!
特に渡航前の英語力がゼロの方は陥りやすい状況です。もちろんゼロから最初の1ヶ月は成⻑を感じることはできると思いますが、1ヶ 月語学学校に通い、卒業した後スムーズに英語を使いながらアルバイトをしたり、英語環境で生活したりするのは難しいでしょう。1ヶ月経ってもネイティヴスピーカーの話す英語は早すぎて聞き取れないなん て事は日常茶飯事。結局英語は聞こえないので、日本食レストランにてアルバ イトを始めるが、帰国後はそれほど大きく英語力は変わらなかった。ワーキングホリデーは1年しか無いので、あまり語学学校の期間を⻑くし過ぎて就業経験を積めなくなるのはもったいないですが、渡航前に英語の基礎を身 につけて置く事を強くオススメします。日本で文法を完璧にしておく、フィリ ピンなどアジア圏で、みっちり英語の基礎を叩き込んでいくのもいいでしょう!
とにかく何もできない状態で飛び込むのは、ワーホリの最初のタイミングでモチベーションを維持できなくなることも予想されるので、事前の準備を怠らないようにしましょう。
大人数のグループクラスで発言権が全く無い...
カナダの語学学校のほとんどは、1クラス10人〜20人くらいで、かなり多人数 です。 それに追い打ちをかけて、日本人特有の「空気を読む」「譲り合う」と言った 思いやりの気持ち、さらに「おしとやかでシャイ」な性格は、他の国の生徒に 圧倒されてしまいます。
1クラス約1時間〜1時間半の授業で、自分が発言できる回数は、スピーキング クラスを除いて1,2回程度でしょう。 英語ゼロであれば、授業の内容についていくのがやっと、フィリピンなどで、 みっちりマンツーマンで勉強してきた人にとっては、大規模クラスの授業スタ イルにかなりのギャップを感じると思います。
結果、卒業後も英語力の伸びが思っていたほど実感できない。 卒業と同時に働き始めないと生活費が….と考えていると思いますが、完全英語 環境のアルバイトを探すのはなかなか難しいところが現状です。
ワーホリ後半〜終了
ワーキングホリデーの期間も残り少なくなってきて、留学前に思い描いていた 英語力を思い返してみると、思った以上に上達していませんでした。ペラペラ でもなければ、ビジネスレベルでも無い。留学生とか会話できるが、ネイティ ブスピーカーとの会話は難しい。旅行なら問題ないかな?と言ったレベルで帰る人も少なくなりません。
1年間英語圏に滞在していれば、TOEIC800点なんて簡単に超えてくると言った ら大間違いです。カナダにはTOEICの専門学校も有り、お金をかけてまでTOEICの勉強に力をいれ ている人もいる中で、何もしないで帰国後TOEICを受けて見たら500、600点前 後しか採れないなんてことも良くある話です。
そうならにためにも、滞在期間中もコツコツ勉強を進める必要もあります。 語学学校を卒業してからも、英語のインプットは忘れないないようにして、自 分で何かしら英語学習をコツコツ進めていくことをおすすめします。TOECI学習なのか、オンライン英会話なのか、現地の語学学校に通い直すのか、方法は色々あると思いますが、語学学校卒業後も定期的なインプットは必要です。
カナダでの就業経験に自信が持てない
1年間ワーキングホリデーで滞在して、たくさん働いて、お金を稼いで、たく さん旅行ができた良い1年間だった。 充実した1年間を送れたのは良かったのですが、戻ってからの就職、転職活動 がうまく行かない…なんてことも良くある話です。
語学学校卒業後、ずっとジャパレスで働いてしまう、英語環境のレストランだが、皿洗いでひたすら仕事をこなすので、ずっと英語は使わないなど、日本に帰国後に自分のカナダでの就業経験に自信が持てない、評価されないなど、特に、転職活動をする方は、アルバイトの経験を最大限活かすことができないなんてこともよくある話です。
そのためにも、カナダでの英語環境で英語を使った就業経験を身につけること が大切です。 英語のみの環境に身を置くことで、もちろん英語力は向上しますし、英語を使 った仕事、外国人とのコミュニケーションが必要な仕事、海外とのやりとりが 必要な仕事に就きたい方にとっては、英語環境での就業経験は大きなアドバン テージになります。
帰国間際、カナダにもっと滞在したい!
こちらもよくある話なのですが….ワーキングホリデーも終了期間に近づき、帰国間際のタイミングで、日本に帰りたくなくなる方が沢山いらっしゃいます。カナダに住んでいる人のおおらかでフレンドリーな性格、夏の過ごしやすさ、大自然を短に感じることができる、働く環境が自分に合っているなど、様々な 理由で、ワーキングホリデー後半から終了にかけて、日本に帰りたくなくなる 方は多いです。しかし、そのタイミングで就労VISAや永住権の取得を考えていくのはとても遅かったりします。カレッジに通い、勉強と就業経験などを経て、数年欠けて就 労VISAを取得したり、方法は様々ありますが、ワーキングホリデー終盤になっ てからでは遅かったりします。
こちらもよくあるケースで、ある意味スケジューリング不足な失敗談と言える
でしょう。
留学で重要な事...
ここまで、よくある失敗談、就業経験に関するお話をさせていただきましたが、ワーキングホリデーを失敗させないために一番重要なことは、計画を立てる事です。ワーキングホリデー後の目標を立てて、それに向かってどんどん掘り下げていく。もちろん理想の計画通り行かない事もありますが、自分の中で明確なプランやスケジュールあると、それに向かって自然と自分で行動していけるはずです!
留学期間中も微調整しながら自分の目標に向かって進んでいけると、とても充実したワーキングホリデーになるでしょう!